Frances Yip 喝采 Lyrics

いつものように　幕（まく）があき
恋の歌うたう私に　届（とど）いた報(しら)せが
黒いふちどりて　ありました
あれは三年前　止めるあなた駅に残（のこ）し
動き始めた汽車に　ひとり飛び乗った
ひなびた町の　昼下（さ）がり
教会の前に　たたずみ
喪服（も服）の　私は
祈る（いのる）言葉さえ　なくしてた

つたがからまる　白い壁
細いかげ長く落として　ひとりの私は
こぼす涙さえ　忘れてた
暗い待合室（まちあいしつ）　話す人もない私の
耳に私の歌が　通りすぎてゆく
いつものように　幕があく
降りそそぐライトの　その中
それでも　わたしは
今日も恋の歌　歌ってる