闇を抜けて　はるかに
やがて届く銀の歌声
悲しみさえ　いつか涸れた
その瞳に　魔力（ちから）を

舞い散る砂　風の中にひとり佇む
涙ぬぐい　また再び歩き出すために
胸に残る弱さ　過去に置き去りにして
風を削る時間（とき）は　未来（あす）へ回り始めた

今はまだ癒えない　この胸は風のよう
想いつなぎとめて　あの空を見上げた

遠く雲の行く道は
闇深き鋼の森でさえ
奪うことはできない
ただわたしだけの道

失われた祈りよ
翼受けて再び空に舞え
幼き日のわたしを知る
まぶしいあの大空へ

古から時を譲り　築かれし夢
そのすべてを闇へ返す　鋼は厚く

今は時の彼方　この道は果てしなく
朝の光のために　この夜を戦う

小さき者よ　たとえその手が
剣も掴めぬ　幼さでも
その胸に秘めた　永遠（とわ）の願いは
銀河を凌ぐ　無限を　今

闇を抜けて　はるかに
やがて届く銀の歌声
悲しみさえ　いつか涸れた
その瞳に　魔力（ちから）を

失われた祈りよ
翼受けて再び空に舞え
幼き日のわたしを知る
まぶしいあの大空へ

まぶしい光の空へ

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